5/15 850名が集い、沖縄祖国復帰39周年大会が盛大に開催さる
850名が集い、来年の「両陛下の奉迎事業」「祖国復帰40周年大会」を行政・県民が一体となって推進・成功させることを誓う
5月15日、沖縄県祖国復帰39周年記念大会「今明かされる祖国復帰の真実」(主催・同実行委員会)が嘉手納町のかでな文化センターで開催され、県民ら850名が集いました。 (※大会の映像はこちら→http://www.nipponkaigi.org/opinion/archives/2534 ) 同日、15都府県で「尖閣を守れ」全国統一署名活動が行われました。
第1部の記念大会では、日本会議沖縄会長で実行委員長の中地昌平氏が主催者代表挨拶。仲井眞弘多沖縄県知事、中山義隆石垣市長、元海上保安官の一色正春さんなどからメッセージが寄せられ披露されました。
県民代表として初代沖縄防衛協会婦人部長で元小学校教諭の仲村俊子氏が職を賭して取り組まれた祖国復帰運動について語られました。仲村さんは、「学校に初めて日の丸が届いた時には胸がジーンとして涙が出てきた」と当時の思いを語り、「本来5月15日は沖縄の祖国復帰を喜んでいた日であったが、『屈辱の日』として基地撤去・反対の運動ばかりが行われている。今、沖縄が復帰前より危ない状況になっている。39年間黙ってきたが、もう黙っていられないと思った」と、祖国復帰の真実を伝えている思いを披瀝された。
つづいて日本会議の椛島有三事務総長より、「皇室と祖国復帰39年」と題して国民運動提起が行われました。椛島氏は、昭和天皇がアメリカに対してされたご提案によって、当初アメリカが計画していた沖縄・永久支配の方針が変えられた事を指摘。また沖縄の祖国復帰について、「沖縄戦で亡くなられた方々への慰霊の精神が日の丸掲揚運動となり、祖国復帰運動のうねりを起こし祖国復帰が実現した。100年間返還されなかった香港のようにならず、戦争にもよらず領土返還が実現したことは、世界史上初めてのことである。5月15日は沖縄にとっても日本にとって誇るべき日である」と語られました。会場では目頭を押さえながら話を聞く姿も多く見られました。
最後に、「5月15日の沖縄県祖国復帰を行政・県民が一体となり奉祝する」「来年の祖国復帰40周年記念大会を県民総参加の行事にする」「来年の豊かな海づくり大会で、天皇皇后両陛下の奉迎事業を行政と県民が一体となり推進する」との3点を盛り込んだ大会決議が参加者の総意で採択されました。(下記に全文を掲載)
第2部の「記念講演」では、「尖閣諸島・沖繩を守れ」と題して青山繁晴氏が、「日本経済の復興と成長、そして虚構の中国経済」と題して三橋貴明氏が講演。
当時19歳だった時に沖縄の祖国復帰をニュースで知った青山氏は、本土では語られなくなった「祖国」という言葉を掲げて復帰運動をされた沖縄の方々の姿を知り、「祖国」の尊さを知り、感動したことが自分の原点であると語られました。エネルギー・経済の視点から中国の狙い、我が国の復興について熱弁をふるわれた両氏の講演に、会場は感動の渦に包まれました。
※当日は雨のため第3部の日の丸大行進は中止となりました。
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●一色正春さんからのメッセージ
沖縄県祖国復帰39周年大会がこの様に盛大に開かれますことを心よりお喜び申し上げます。
皆様もご存じのとおり、昨年の9月に沖縄県石垣市の尖閣諸島沖において中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりする事件が起きました。
私は、その中国が日本に侵略の手を伸ばし始めた様子が誰も知らないままになっては、いけないと思い、意を決して撮影されたビデオを広く世間に公開しました。
しかし地元沖縄の皆さんが一番ご存知だと思いますが、現在も、日本の領海内で中国漁船による違法操業が、平然として行われており、来月の中旬には尖閣に民間の船が大挙して押しかけて来ると言う噂まであります。
他にも沖縄に中国の総領事館を設置するとか、中国人にビザなし渡航を認めるとかの動きも活発になってきており、沖縄が狙われていることは明白であります。
このように沖縄は、その地理的な位置からも、今も昔も日本の防衛の最前線にありますが、今は昔と違い、多くの日本人が今日の沖縄の現状に目を向け始め「沖縄のために何かしたい」「何かをしよう」と考え初めています。
私は今こそ、全ての日本人が北海道から沖縄まで、日本が一体となってこの国難に立ち向かっていくことが求められているのだと思います。
私も微力ではありますが一日本人として沖縄のため日本のために出来る限りのことをやろうと思っております。
最後に本日ご参加の皆様と共に、沖縄の祖国復帰39周年を心からお祝いいたしますとともに、皆様の益々のご活躍とご健勝をお祈りいたします。
平成23年5月15日
一色 正春
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●中山義隆 石垣市長からのメッセージ
沖縄県祖国復帰39周年記念大会開催にあたりお祝いのご挨拶を申し上げます。
まず本日、公務出張により会場で皆様にお会いできないことをお詫びいたします。
さて、我が故郷(ふるさと)沖縄県が祖国日本へ復帰を果たし、39年の月日が流れました。米軍統治下の時代、沖縄の人々は長い間の異民族支配を終わらせ日本国としての沖縄を夢見て「祖国復帰運動」に立ち上がりました。多くの人々が熱き想いに心をたぎらせ、共に肩を組み力強く歩みました。その熱い想いと行動があったからこそ今の沖縄があるのです。
来年、我々は祖国復帰40周年という大きな節目を迎えます。日本国の沖縄県として、これまでの沖縄が担ってきたもの、またこれから沖縄が果たすべき役割をしっかりと検証、議論し、日本国の一員として誇りある沖縄県を築き上げたいと決意を新たにしています。
ところで、昨年9月7日に起こった尖閣諸島沖での中国漁船による海上保安庁巡視船への衝突事件は国民に大きな衝撃を与えました。
石垣市はその尖閣諸島を行政区に抱えており、政府に対して尖閣諸島周辺の警備強化や漁場として安全性の確保、また石垣市として固定資産税調査のための上陸等を強く要望してまいりました。その際に全国各地より多くの皆様から激励を頂き心より感謝申し上げます。また沖縄県内はもとより全国各地で署名活動を行うなどご支援頂いている皆様にも御礼を申しあげます。本当にありがとうございます。
石垣市では日本政府が尖閣諸島を日本国領土とする閣議決定を行った明治28年(1895年)1月14日を記念し、毎年1月14日を「尖閣諸島開拓の日」とする条例を制定いたしました。私も行政区を預かるものとしてしっかりと行動してまいりますので、今後ともぜひ、我が国固有の領土である尖閣諸島を守るためにお力をお貸しください。よろしくお願いいたします。
むすびに本日に記念大会が今度の沖縄の進むべき道にとって有意義な大会となることと、祖国復帰記念パレードが復帰運動のときの歩みに負けない力強いものとなることを記念いたします。また本大会開催にご尽力いただきました関係機関の皆様への感謝と、ご参集の皆様のご健勝ご活躍をお祈り申し上げ、お祝いのご挨拶とさせていただきます。
平成23年5月15日
石垣市長 中山義隆
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●仲井眞弘多 沖縄県知事からのメッセージ
沖縄県祖国復帰39周年記念大会が開催されるにあたり、ご挨拶申し上げます。
県勢発展のためあらゆる方面でたゆまぬ努力を重ねて来られた県民の皆様に対し、心から敬意を表します。
沖縄振興計画に基づく社会資本整備などの総合的な施策の推進と県民の普段の努力により、各方面にわたる本土との格差は縮小され、生活環境も向上するなど社会経済は着実に進展してまいりました。
しかしながら、沖縄県が自立していくためには、離島振興、全国平均に比べ高い失業率の改善、全国平均の7割にとどまっている所得水準の引き上げ等の課題が今なお残っております。
現在、沖縄県においては、「アジア・太平洋との交流・協力を推進し、我が国のみならずアジア・太平洋地域の社会経済及び文化の発展に寄与する地域の形成を目指す」ことが基本方向の一つとして位置づけられ、自立した経済の構築を目指し諸施策を展開しているところです。
今後沖縄が更に、経済、社会、文化等のあらゆる分野において発展していくことができますよう、皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
平成23年5月15日
沖縄県知事 仲井眞 弘多
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●大 会 決 議 文
本日沖縄県は祖国復帰より39周年を迎えました。祖国復帰を果たす為に当時日米交渉を進められた政府並びに民間有志の方々の並々ならぬご尽力に対して改めて感謝申し上げる次第です。そして、そうした交渉活動と連携して沖縄の民間有志が立ち上がり、県下の各種の業界、各種の団体による献身的な活動が続けられ、「沖縄返還協定批准貫徹県民大会」が実施された事により、政府の決断に決定的な影響を与えた事は特筆すべき事です。しかるに、残念ながらこの慶祝すべき記念日がイデオロギーに偏向した人達によって米軍基地を押し付けられた「屈辱の日」として歪められ、反基地運動に利用される日となっている事は慚愧に耐えません。
一方、昨年九月の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件は、中国が尖閣諸島を奪い取るために意図的に仕組まれた事件であったことが推認されています。近年、東シナ海、沖縄近海において、中国海軍、海洋調査船、漁業監視船、漁船団、によるあからさまな領海侵犯が増え続けています。そうした中で宮古・八重山の漁民の方々は豊かな漁場を奪われ大変厳しい状況に追い込まれています。更に、最近の中国の国内で行われている反日デモには「琉球回収・沖縄解放」の横幕が掲げられ、「琉球人民は日本からの独立を望んでいる」と大きなデマを流し、尖閣諸島だけではなく沖縄全体を支配下に置くことを狙っています。
祖国と郷土を愛する私共県民は、五月十五日の復帰記念日に「誇り」を持ち、祝賀するとともに、尖閣諸島の主権と郷土沖縄を中国の侵略行為から守り抜く決意を表明する日にしたいと思います。
図らずも来年は復帰40周年という記念すべき年に、天皇・皇后両陛下の行幸啓を賜り、豊かな海づくり大会が糸満市で開催されることが決まりました。祖国復帰40周年を前に、私共は今一度、祖国復帰の歴史を繙き、その歴史的意義を再認識し、県民挙げて心より祖国復帰記念日を奉祝致したく思います。
私共は、本日より決意を新たに、今日抱えている様々な沖縄の課題を県民が一体となって克服し、復帰40周年より新時代へ向けて「誇りある日本」「誇りある郷土沖縄」を築いて参りたいと存じます。多くの心ある県民並びに全国の皆様方のご支援ご協力に心より感謝申し上げ、以下三点について決議致します。
一、五月十五日は、沖縄県が祖国日本に復帰した日として深くその意義をかみ締め行政と県民が一体となって奉祝の啓発活動を実施するよう働き掛ける
一、来年開催予定の祖国復帰40周年記念大会を祖国一体の沖縄に誇りをもって参加できる県民総参加の行事として実施されるよう行政と県民が一丸となって推進する
一、来年秋、豊かな海づくり大会のご臨席でご来県頂く、天皇・皇后両陛下の奉迎事業を行政と県民が一体となって推進する
平成二十三年五月十五日
沖縄県祖国復帰39周年記念大会
850名が集い、沖縄祖国復帰39周年大会が盛大に開催さる
-行政・県民が一体となり、来年の「祖国復帰40周年大会」と「両陛下の奉迎事業」の成功を誓う!
5月15日、沖縄県祖国復帰39周年記念大会「今明かされる祖国復帰の真実」(主催・同実行委員会)が嘉手納町のかでな文化センターで開催され、県民ら850名が集い祖国復帰をお祝いました。
第1部の記念大会では、日本会議沖縄会長で実行委員長の中地昌平氏が主催者代表挨拶。仲井眞弘多沖縄県知事、中山義隆石垣市長、元海上保安官の一色正春さんなどからメッセージが寄せられ披露されました。(下記に掲載)
県民代表として初代沖縄防衛協会婦人部長で元小学校教諭の仲村俊子さんが職を賭して取り組まれた祖国復帰運動について語られ、つづいて日本会議の椛島有三事務総長から「皇室と祖国復帰39年」と題して国民運動提起が行われました。会場では目頭を押さえながら話を聞く姿も多く見られました。
最後に、「5月15日の沖縄県祖国復帰を行政・県民が一体となり奉祝する」「来年の祖国復帰40周年記念大会を県民総参加の行事にする」「来年の豊かな海づくり大会で、天皇皇后両陛下の奉迎事業を行政と県民が一体となり推進する」との3点を盛り込んだ大会決議が参加者の総意で採択されました。(下記に全文を掲載)
第2部の「記念講演」では、「尖閣諸島・沖繩を守れ」と題して青山繁晴氏が、「日本経済の復興と成長、そして虚構の中国経済」と題して三橋貴明氏が講演。当時19歳だった時に沖縄の祖国復帰をニュースで知った青山氏は、本土では語られない「祖国」という言葉を掲げて「祖国復帰」運動をされた沖縄の方々の姿を知り、「祖国」の尊さを知り、感動したと語られました。エネルギー・経済の視点から中国の狙い、我が国の復興について熱弁をふるわれた両氏の講演に、会場は感動の渦に包まれました。
※当日は雨のため、第3部の日の丸大行進は中止となりました。
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● 一色正春さんからのメッセージ
沖縄県祖国復帰39周年大会がこの様に盛大に開かれますことを心よりお喜び申し上げます。
皆様もご存じのとおり、昨年の9月に沖縄県石垣市の尖閣諸島沖において中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりする事件が起きました。
私は、その中国が日本に侵略の手を伸ばし始めた様子が誰も知らないままになっては、いけないと思い、意を決して撮影されたビデオを広く世間に公開しました。
しかし地元沖縄の皆さんが一番ご存知だと思いますが、現在も、日本の領海内で中国漁船による違法操業が、平然として行われており、来月の中旬には尖閣に民間の船が大挙して押しかけて来ると言う噂まであります。
他にも沖縄に中国の総領事館を設置するとか、中国人にビザなし渡航を認めるとかの動きも活発になってきており、沖縄が狙われていることは明白であります。
このように沖縄は、その地理的な位置からも、今も昔も日本の防衛の最前線にありますが、今は昔と違い、多くの日本人が今日の沖縄の現状に目を向け始め「沖縄のために何かしたい」「何かをしよう」と考え初めています。
私は今こそ、全ての日本人が北海道から沖縄まで、日本が一体となってこの国難に立ち向かっていくことが求められているのだと思います。
私も微力ではありますが一日本人として沖縄のため日本のために出来る限りのことをやろうと思っております。
最後に本日ご参加の皆様と共に、沖縄の祖国復帰39周年を心からお祝いいたしますとともに、皆様の益々のご活躍とご健勝をお祈りいたします。
平成23年5月15日
一色 正春
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●中山義隆 石垣市長からのメッセージ
沖縄県祖国復帰39周年記念大会開催にあたりお祝いのご挨拶を申し上げます。
まず本日、公務出張により会場で皆様にお会いできないことをお詫びいたします。
さて、我が故郷(ふるさと)沖縄県が祖国日本へ復帰を果たし、39年の月日が流れました。米軍統治下の時代、沖縄の人々は長い間の異民族支配を終わらせ日本国としての沖縄を夢見て「祖国復帰運動」に立ち上がりました。多くの人々が熱き想いに心をたぎらせ、共に肩を組み力強く歩みました。その熱い想いと行動があったからこそ今の沖縄があるのです。
来年、我々は祖国復帰40周年という大きな節目を迎えます。日本国の沖縄県として、これまでの沖縄が担ってきたもの、またこれから沖縄が果たすべき役割をしっかりと検証、議論し、日本国の一員として誇りある沖縄県を築き上げたいと決意を新たにしています。
ところで、昨年9月7日に起こった尖閣諸島沖での中国漁船による海上保安庁巡視船への衝突事件は国民に大きな衝撃を与えました。
石垣市はその尖閣諸島を行政区に抱えており、政府に対して尖閣諸島周辺の警備強化や漁場として安全性の確保、また石垣市として固定資産税調査のための上陸等を強く要望してまいりました。その際に全国各地より多くの皆様から激励を頂き心より感謝申し上げます。また沖縄県内はもとより全国各地で署名活動を行うなどご支援頂いている皆様にも御礼を申しあげます。本当にありがとうございます。
石垣市では日本政府が尖閣諸島を日本国領土とする閣議決定を行った明治28年(1895年)1月14日を記念し、毎年1月14日を「尖閣諸島開拓の日」とする条例を制定いたしました。私も行政区を預かるものとしてしっかりと行動してまいりますので、今後ともぜひ、我が国固有の領土である尖閣諸島を守るためにお力をお貸しください。よろしくお願いいたします。
むすびに本日に記念大会が今度の沖縄の進むべき道にとって有意義な大会となることと、祖国復帰記念パレードが復帰運動のときの歩みに負けない力強いものとなることを記念いたします。また本大会開催にご尽力いただきました関係機関の皆様への感謝と、ご参集の皆様のご健勝ご活躍をお祈り申し上げ、お祝いのご挨拶とさせていただきます。
平成23年5月15日
石垣市長 中山義隆
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●仲井眞 弘多 沖縄県知事からのメッセージ
沖縄県祖国復帰39周年記念大会が開催されるにあたり、ご挨拶申し上げます。
県勢発展のためあらゆる方面でたゆまぬ努力を重ねて来られた県民の皆様に対し、心から敬意を表します。
沖縄振興計画に基づく社会資本整備などの総合的な施策の推進と県民の普段の努力により、各方面にわたる本土との格差は縮小され、生活環境も向上するなど社会経済は着実に進展してまいりました。
しかしながら、沖縄県が自立していくためには、離島新興、全国平均に比べ高い失業率の改善、全国平均の7割にとどまっている所得水準の引き上げ等の課題が今なお残っております。
現在、沖縄県においては、「アジア・太平洋との交流・協力を推進し、我が国のみならずアジア・太平洋地域の社会経済及び文化の発展に寄与する地域の形成を目指す」ことが基本方向の一つとして位置づけられ、自立した経済の構築を目指し諸施策を展開しているところです。
今後沖縄が更に、経済、社会、文化等のあらゆる分野において発展していくことができますよう、皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
平成23年5月15日
沖縄県知事 仲井眞 弘多
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●大 会 決 議 文
本日沖縄県は祖国復帰より39周年を迎えました。祖国復帰を果たす為に当時日米交渉を進められた政府並びに民間有志の方々の並々ならぬご尽力に対して改めて感謝申し上げる次第です。そして、そうした交渉活動と連携して沖縄の民間有志が立ち上がり、県下の各種の業界、各種の団体による献身的な活動が続けられ、「沖縄返還協定批准貫徹県民大会」が実施された事により、政府の決断に決定的な影響を与えた事は特筆すべき事です。しかるに、残念ながらこの慶祝すべき記念日がイデオロギーに偏向した人達によって米軍基地を押し付けられた「屈辱の日」として歪められ、反基地運動に利用される日となっている事は慚愧に耐えません。
一方、昨年九月の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件は、中国が尖閣諸島を奪い取るために意図的に仕組まれた事件であったことが推認されています。近年、東シナ海、沖縄近海において、中国海軍、海洋調査船、漁業監視船、漁船団、によるあからさまな領海侵犯が増え続けています。そうした中で宮古・八重山の漁民の方々は豊かな漁場を奪われ大変厳しい状況に追い込まれています。更に、最近の中国の国内で行われている反日デモには「琉球回収・沖縄解放」の横幕が掲げられ、「琉球人民は日本からの独立を望んでいる」と大きなデマを流し、尖閣諸島だけではなく沖縄全体を支配下に置くことを狙っています。
祖国と郷土を愛する私共県民は、五月十五日の復帰記念日に「誇り」を持ち、祝賀するとともに、尖閣諸島の主権と郷土沖縄を中国の侵略行為から守り抜く決意を表明する日にしたいと思います。
図らずも来年は復帰40周年という記念すべき年に、天皇・皇后両陛下の行幸啓を賜り、豊かな海づくり大会が糸満市で開催されることが決まりました。祖国復帰40周年を前に、私共は今一度、祖国復帰の歴史を繙き、その歴史的意義を再認識し、県民挙げて心より祖国復帰記念日を奉祝致したく思います。
私共は、本日より決意を新たに、今日抱えている様々な沖縄の課題を県民が一体となって克服し、復帰40周年より新時代へ向けて「誇りある日本」「誇りある郷土沖縄」を築いて参りたいと存じます。多くの心ある県民並びに全国の皆様方のご支援ご協力に心より感謝申し上げ、以下三点について決議致します。
一、月十五日は、沖縄県が祖国日本に復帰した日として深くその意義をかみ締め行政と県民が一体となって奉祝の啓発活動を実施するよう働き掛ける
一、来年開催予定の祖国復帰40周年記念大会を祖国一体の沖縄に誇りをもって参加できる県民総参加の行事として実施されるよう行政と県民が一丸となって推進する
一、来年秋、豊かな海づくり大会のご臨席でご来県頂く、天皇・皇后両陛下の奉迎事業を行政と県民が一体となって推進する
平成二十三年五月十五日
沖縄県祖国復帰39周年記念大会