[動画] 8/15 靖国神社で戦没者追悼中央国民集会が開催さるー(登壇者・映像)
終戦から66回目の8月15日、炎天下の中、靖国神社参道特設テントでは、第25回戦没者追悼中央国民集会が開催されました(主催:英霊にこたえる会、日本会議)。
●三好 達・日本会議会長
会場となった参道には2000名を越す参加者があふれました。
集会では始めに国歌斉唱、靖国神社への拝礼の後、昭和二十年八月十五日の「終戦の詔書」の玉音放送を拝聴。
続いて三好達日本会議会長、中條高徳英霊にこたえる会会長の両氏から主催者挨拶が行われ、各界からは、佐藤正久参議院議員、(財)小野田自然塾理事長の小野田寛郎氏、元海上保安官の一色正春氏からそれぞれ提言が行われました。
正午より、日本武道館からのラジオ中継で政府式典での天皇陛下のお言葉を拝聴し、その後、声明文が朗読されました。
「登壇者の映像」と「声明文」を掲載いたします。
(映像提供:日本文化チャンネル桜)
●中條高徳・英霊にこたえる会会長
●小野田寛郎・(財)小野田自然塾理事長
●佐藤正久参議院議員
●一色正春・元海上保安官
●声 明
そもそも自国の文化・伝統・慣習に従った方式によって戦歿者を慰霊・顕彰して感謝の誠を捧げることは、他国の介入を許さない国家の根源にかかわる重大事として、世界のいずれの国も決して揺るがせにしてはいない。
我が国における戦歿者慰霊・顕彰の中心的施設は靖国神社であり、「戦歿者を追悼し平和を祈念する日」である八月十五日に、首相が政府及び国民を代表して靖国神社に参拝し、英霊に対し、深甚なる追悼と感謝の意を表することは、至極当然のことである。
申すまでもなく、我々が今日享受している平和と繁栄は、明治維新以来の幾多の祖国存亡の危機に際会して、かけがえのない一命を捧げられた幾多の英霊の尊い犠牲によって築かれたものである。しかし、戦後日本は、先の大戦を戦勝国の立場から一方的に裁いた東京裁判の影響もあって、永遠に語り継がれるべき英霊を軽んじ、忘れ去ろうとする風潮を生み出してきた。
ことに、現在の民主党政権に至っては、鳩山由紀夫前首相、菅直人現首相ともに自らの靖国神社への参拝を拒否するのみか、閣僚や政務官に至るまで参拝を控えさせている有様である。
その一方で、我が国の領土主権を脅かし、尖閣諸島の領有権を主張している中国の違法な要求に屈して我が国の国内法によって裁かれるべき中国漁船船長を釈放して、国民をいたく失望・落胆させた。
時あたかも我が国は、本年三月十一日、激烈な地震、巨大津波、さらに福島原子力発電所事故という三重の大災害に見舞われた。この大震災を前にして示された国民の冷静な行動と互助精神によって復興を果たそうとする姿が世界から称賛される一方で、肝心の政府は事態への対処能力を決定的に欠いており、政府に対する国民の怒りと不信感はもはや頂点に達していると言って過言ではない。
震災から五日たった三月十六日、天皇陛下はビデオメッセージを通して、「これからも皆が相携え,いたわり合って,この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています」との懇篤なお言葉を下された。この未曾有の国難を克服していくためには、ここに明示された天皇陛下の御心を体して、国民が一致団結して事に臨むことが不可欠であることは言うまでもない。
その象徴ともなる場が靖国神社である。祖国の危機に殉じられた英霊の心を受け継ぎ、そのご加護の下に国民が心を一つにし、復興へ向けて尽力することが何よりも肝要であろう。
菅首相に一片の赤心が残っているならば、まず靖国神社の社殿に額づくことを心より勧める。
これまで繰り返し言い続けてきたことだが、首相の靖国神社参拝の再開と定着は、近い将来の天皇陛下の靖國神社御親拝への道である。その延長線上に、憲法改正の実現という戦後体制の克服の地平が開かれることを確信しつつ、ここに改めて我らは我が国の主権と名誉を守る国民運動を力強く展開することを誓う。
右、声明する。
平成二十三年八月十五日
第二十五回戦歿者追悼中央国民集会
英霊にこたえる会
日本会議