[報告]3/15 日本会議国会議員懇談会が、「女性宮家」創設問題で第2回勉強会を開催(講師:谷田川惣氏)
3月15日、衆議院議員会館で、日本会議国会議員懇談会による「女性宮家」創設の問題についての勉強会が開催されました。
勉強会では、「『女性宮家』創設は皇位継承と切り離せない」をテーマに、評論家の谷田川惣氏が講演。
谷田川氏は、「一定数の宮家により、皇統を男系で継承してきたことは、長い歴史・伝統の叡知であり、皇室を安定して永続させる知恵の集積である」として、「女性宮家」の導入については、「かつての共産主義のように歴史・伝統に無いものを作ろうとしている。人間の理性は限界があり、皇室に設計主義を持ち込むのは、皇室を不安定にさせる」と述べられました。
また、ヨーロッパ王室を例に、「欧州の王室では女系を認めているが、女王の夫はこれまで例外無く、外国の支配階級から迎えての王室同士の結婚である。現在では、王室同士の結婚が困難になり、一般人まで対象を広げざるを得なくなり、これからどうなるか分からない。日本の場合、妻が民間人であっても、神武天皇から続く父方の一系を受け継ぐことで君臣の別を保ってきた。2000年以上継承されてきた歴史・伝統から解決策を模索することが安定的な皇位継承をもたらす。人間の理性で『女性宮家』を設計して、原理原則を崩して、その夫を皇族にすることは慎重であるべき」との意見を述べられました。
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