『日本の息吹』22年10月号のご案内
猛暑も去り、ようやく秋らしくなって来ましたが、『日本の息吹』10月号では、酷暑の中、8月15日に開催された、「第24回戦歿者追悼中央国民集会」の模様と、日本会議の三好達会長の提言、漫画家のさかもと未明さんの提言をご紹介しています。
ロシアの「対日戦勝記念日」の問題について、杏林大学の田久保忠衛名誉教授にご寄稿いただきました。
先日、民主党代表選で菅総理大臣が再選を果たしましたが、「菅談話」問題について、東京基督教大学教授の西岡力氏の講演を掲載しております(下記に一部ご紹介)。
【注目記事】
●ロシア「対日戦勝記念日」に抗議する/田久保忠衛
●「菅談話」の大罪―歴史認識の一致を求めるな/西岡力
●英霊に追悼と感謝の誠を/三好達、さかもと未明
●歴史教科書を考える②/水谷真逸
【目 次】
●今月の言葉/田久保忠衛
●「菅談話」―歴史認識の一致を求めるな/西岡力
●首相談話に関する日本会議の見解
●[連載]コーシンの世相談義/高信太郎
● 英霊に感謝と追悼の誠を
第24回戦歿者追悼中央国民集会/三好達、さかもと未明
●[シリーズ]いま、歴史教科書を考える②/水谷真逸
●[連載]女性のためのいきいき広場/「ショパンの遺言」遠藤郁子
●[連載]支部便り/国立・国分寺支部
●[連載]子育て支援塾/田下昌明
●[連載]地方から誇りある国づくりを/小沢秀多(島根県議)
●日本画が世界を潤す《後編》環境芸術としての日本画/藤島博文
菅談話の大罪 歴史認識の一致を求めないことが日韓友好の原点だ
日韓基本条約締結時の原点に返れ
西岡 力 東京基督教大学教授
今回の菅談話は、当初は、併合条約を調印した八月二十二日か、発効した二十九日か、あるいは十五日か、と見られていました。それが条約とは何の関係もない八月十日になったのはなぜか。韓国政府からの要請があったからです。それは、①八月十五日の前に出してほしい、②併合条約の「強制性」を認めてほしい、この二つの要求でした。これらを呑んでくれれば、八月十五日光復節での李明博大統領演説は、未来志向の内容にすると
これは、平成五年(一九九三)の河野談話のときと、まったく同じ経緯です。あのときも「慰安婦」について、強制性を認めてくれれば、個人補償は求めないし、歴史問題は終わりにする、と韓国側(当時は金詠三政権)から要請がありました。
河野官房長官は、韓国側の要求を認めて「本人たちの意思に反して行われた」と談話を出しましたが、それでこの問題は解決されたのかといえば、いまだに個人補償などを要求し続けています。・・・・・・・・・・・・・
続いて西岡氏は、「日韓基本条約と請求権・経済協力協定などによって、両国関係は今日まで良好を保ってきた」「歴史認識の不一致をお互い知りつつも、条約をまとめることによって過去を清算するという両国の智恵の賜物だ」「それなのに、どうして、今日のごとき混乱が起きているのか」と述べています。
詳しくは、『日本の息吹』10月号をご覧下さい。→「入会コーナー」へ