[ブラジルからの提言]日本に新しい憲法を!!

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その他憲法

戦後進駐してきたアメリカ軍は、日本の軍隊を無条件降伏させて軍隊を解体させてしまった。マッカサーを代表とする日本占領軍は、政策を遂行するGHQより、次々と指令をだし、日本を弱体化させるためのあらゆる手段を駆使すると同時に、占領政策の一環としてアメリカ流のシステムを作りあげていき、果ては日本国憲法まで思いのまま作りあげ、自由を認めない占領下においてあたかも日本の政治家たちが作った形にして、憲法を発布した。

憲法前文には、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と書かれ、日本国の生存は他国に委ねることになった。また第9条では「陸海軍、その他の戦力は、これを保持しない」と詠い「国の交戦権は認めない」と宣言している。これは他国が攻めてきた場合、自国の安全保障を他の国に頼まないと日本国家は生き延びる術はないことを意味している。他の国とはアメリカである。この憲法が発布された時から、日本はアメリカの属国になることが決まったとブラジルに住む日本人は考える。

第1条では国民の心のよりどころであった天皇を、元首からただの象徴に格下げした。また皇室範展を変え、11宮家を皇族離脱させ、万世一系を保つことを不可能にし、皇室のあり方を変え、国民の求心力を解体することを目論んだ。また世界中から絶賛されていた「教育勅語」を廃止させ、公への奉仕や献身を大事にすると言う日本人の特性を根底から潰しにかかった。

このような状態が戦後68年も続いている。国体にしても皇室の問題にしても、その根っこは現在の日本国憲法がゆがんでしまっているために起こっている。日本人が日本の歴史と文化をベースにして、新しい憲法を作らねば、いつまでたっても「アメリカの罠」に片足だけでなく、心までむしまばれたまま、半植民地国家の枠を出られない。

今「平和を愛する諸国民」が、日本固有の領土を犯そうとしている。いやすでに実行支配されているところもある。このまま日本はお隣り達の言いままになっていていいのか。自分の国は自分たちで守ると言う気概をもたないと、一人残らず「奴隷」となってしまうかもしれない。皇室もなくなり、日本国民のために祈って下さる方が居なくなってもいいのか。

尖閣諸島の問題は喫緊の問題である。領土を守り国民を守ることこそ国家としてやるべきことであり、そのためには戦力も保持すべきだ。いつまでも憲法解釈により済ませる問題ではない。

国民が一致協力して日本国の将来を考え、憲法自体を一刻も早く変えるべき時がきている。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/01/09)

トピックス : ブラジル

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