[慰霊]終戦70年を迎え、長年のご念願が実現(4/8~9)-天皇陛下、パラオへ慰霊行幸
両陛下の無事のご訪問を祈念しましょう
●天皇皇后両陛下が4月8~9日に行幸啓
すでに報道にありますように、天皇皇后両陛下におかれては、4月8~9日の日程で大東亜戦争の激戦地であるパラオへ戦歿者慰霊のため、行幸啓されることとなりまし た。
かつて陛下は終戦50周年に際し、「遠い異郷にあっても慰霊を」とのお気持ちを述べ られ、終戦60年の平成17年には、海外初のサイパン島のご慰霊行幸が実現。
実は、この時すでに陛下はパラオでの慰霊を強く望まれていましたが、諸般の事情で叶わず、今回の終戦70年目に実現した、ご念願の慰霊行幸だと言われております。
●パラオにおける日本軍の勇戦ぶり
パラオは、第1次世界大戦後に日本の委任統治領となって多くの日本人が移住。しかし 、大東亜戦争末期は、重要戦略拠点として日米が激戦、特にペリリュー島では、2ヵ月に亙って日米両兵の死闘が繰り広げられました。
米軍の圧倒的火力の前に日本兵は、最後まで死力を尽くすも1万1千名が戦死し玉砕。その日本将兵の勇戦ぶりは、敵兵アメリカ将兵からも称賛されるほどでした。
(ペリリュー島での死闘については、DVD『天翔る青春-日本を愛した勇士たち』(日本会議事業センター)に、現地での取材映像が収められています)
この度、天皇陛下が10年前のサイパンご訪問に引き続き、激戦地パラオの地で深い鎮魂・慰霊の祈りを捧げられることは、戦歿者やご遺族にとってこの上ない喜びになると確信します。
●両陛下の無事のご訪問を祈念しましょう
終戦70年という節目を迎え、私共は陛下のこの度の戦歿者と遺族に寄せられる深い思し召しに改めて深く感謝申し上げると共に、81歳というご高齢での行幸が無事実現されることを、祈願いたしたく存じます。