[国民運動]日本会議キャラバン隊、全国縦断中!各地行事にご参加ください
日本会議では、毎年、全国縦断キャラバン隊を実施し、喫緊の国民運動について提唱し、各地の皆様と国民運動推進へ向けた意見交換を行っています。
今年は、7月23日から8月11日にかけて、北海道・東日本・中日本・西日本隊の4隊を派遣しています。
中国は東シナ海、南シナ海、西太平洋の海洋支配を目論んでおり、尖閣諸島をはじめわが国の領土・領海、沖縄の主権が脅威にさらされています。
キャラバンでは、今日の政治の混迷、内外の危機の現状を踏まえつつ、「尖閣諸島をはじめ我が領土・領海を守る」国民運動を中心テーマとして、各都道府県で「国民運動セミナー(尖閣諸島を守る集い)」や街頭での署名活動などを推進しています。(「集い」では、①DVD「尖閣を守れ!」「東日本大震災に際しての天皇陛下のメッセージ」などの上映、②キャラバン隊から国政情報や国民運動情報、③意見交換会などを行います。)
ぜひとも各地で開催される行事にご参加ください。
(各行事についてのお問い合せは、日本会議事務総局 ℡03-3476-5611まで)
[下記の予定は、平成23年8月1日(月)現在]
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◎8月1日(月)の予定
■東日本隊- 群馬県
高崎市/街頭活動 16:00~17:00
高崎駅近辺
■中日本隊- 新潟県
糸魚川市/糸魚川市民の集い 10:30~
ところ:糸魚川市会館ふれあいセンター ビーチホール「まがたま」
■西日本隊
四国から九州へ移動のため行事はございません。
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◎8月2日(火)の予定
■東日本隊- 埼玉県
①所沢駅 /街頭署名活動 13:30~14:30
②浦和駅西口/街頭署名活動 15:30~17:00
③さいたま市/尖閣諸島を守る埼玉県民の集い 19:00~20:30
ところ:さいたま市民会館うらわ
■中日本隊- 長野県
①松本市/長野県民の集い 15:00~17:00
ところ:四柱神社参集殿
②松本駅/街頭署名活動 18:00~
■西日本隊- 大分県
①別府駅前/街頭活動 13:30~14:00
②大分市・トキハ前/16:30~17:20
③大分市/尖閣諸島を守る大分集会 19:00~20:30
ところ:アートプラザ・研修室
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◎8月3日(水)の予定
■東日本隊- 山梨県
山梨市/県本部総会
■中日本隊- 岐阜県
■西日本隊- 宮崎県
①延岡市/キャラバン隊報告会 10:30~11:30
ところ:今山八幡宮・恵比須神社社務所
②宮崎市/街頭署名活動 (予定)14:00頃から 山形屋デパート前
③宮崎市/尖閣問題を考える宮崎の集い 18:30~20:00
ところ:宮崎市民プラザ
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◎8月4日(木)
■東日本隊- 神奈川
横浜駅西口/街頭署名活動 15:00~17:00
■中日本隊-静岡
静岡市/県本部総会
■西日本隊- 鹿児島県
出水市/支部準備会
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◎8月5日(金)
■北海道隊
札幌市/誇りある国づくり懇談会 18:00~20:00
ところ:弥彦神社(札幌市中央区中島公園1-8)
■東日本隊- 茨城県
茨城市/国民運動セミナー 13:00~15:00
ところ:茨城県神社庁
■中日本隊- 愛知県
①名古屋駅前/街頭署名活動 14:00~16:00
②名古屋市/尖閣諸島を守る愛知県民の集い 18:30~20:30
講師:一色正春氏
ところ:アパホテル名古屋錦(11階ビルゴ)
■西日本隊- 熊本県
菊池市/菊池支部総会・集会 15:00~
ところ:菊池神社
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◎8月6日(土)
■北海道隊
旭川市/誇りある国づくり懇談会 15:00~17:00
ところ:旭川勤労者福祉会館2階小会議室C(旭川市6条通4丁目)
■東日本隊- 東京都
①新宿西口/街頭活動 10:00~11:30
②都民の集い 14:00~16:00
講師:一色正春氏
ところ:大橋会館(目黒区東山3-7-11)
■中日本隊- 三重県
津市/集会 14:00~16:00
講師:村主真人氏
ところ:護国神社
■西日本隊- 佐賀県
佐賀市/日本会議佐賀 設立大会 15:00~
講師:石平氏
ところ:佐嘉神社記念館2階
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◎8月7日(日)
■東日本隊- 栃木県
宇都宮市/国民運動セミナー 14:00~
ところ:栃木県護国神社・護国会館
■西日本隊- 福岡県
福岡市/追悼・感謝-英霊顕彰・県民の集い 13:00~16:00
講師:小堀桂一郎氏
ところ:福岡国際ホール
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◎8月8日(月)
■東日本隊- 山形県
①山形市/国民運動セミナー 13:00~14:30
ところ:山形県神社庁
②山形駅前/街頭活動 15:00~16:30
■西日本隊- 長崎県
①佐世保市/役員懇談会
②長崎市/役員・会員懇談会
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◎8月9日(火)
■北海道隊
帯広市/誇りある国づくり懇談会 19:00~20:30
ところ:帯廣神社社務所(帯広市東3条南2丁目1番)
■東日本隊- 秋田県
①秋田市/国民運動セミナー 13:30~15:00
ところ:秋田市ルポールみずほ
②秋田駅前ターミナル/街頭活動 15:30~16:30
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◎8月10日(水)
■東日本隊- 青森県
①青森市/県本部総会・国民運動セミナー 14:00~16:00
ところ:青森観光物産館アスパム
②青森駅前大通り/街頭活動 16:00~17:00
[動画] 6/18石垣市民集会「尖閣諸島への主権侵害は断じて許さない!」
平成23年6月18日、石垣市で開催された「豊かな漁場と海洋資源を守ろう!尖閣諸島を守る集い」は、短い準備期間だったにもか-かわらず異例ともいえる561名という多数の市民が結集しました。
以下は、熱気溢れる石垣集会の映像です。
●中山義隆・石垣市議会議長の挨拶
●国会議員からの提言1
(たちあがれ日本・藤井孝男参院議員、自民党・新藤義孝衆院議員、民主党・長尾敬衆院議員)
●「石垣市長の尖閣上陸を求める地方議員署名」2690名を手交
●国会議員からの提言2(自民党・衛藤晟一参院議員、自民党・下村博文衆院議員)
●決議文朗読
●主催者代表挨拶:砂川利勝・石垣市議会議員
●地方議員からの提言
[尖閣問題]尖閣諸島への主権侵害は断じて許さない!6/18石垣市民集会に561名が集う ―中国船団は一隻も尖閣海域に入ることはできず
反日・華人団体「世界華人保釣(釣魚島防衛)連盟」が、1000隻の船団を結集し尖閣諸島を奪おうと全世界に呼びかけていた6月17日を迎え、現地石垣市では市民有志が立ち上がり「豊かな漁場と海底資源を守ろう!尖閣諸島を守る集い」を開催(18日)、これに呼応して「尖閣を守れ!全国統一行動」(6月11日~19日)が全国22都府県で実施されました。
昨年9月の尖閣沖中国漁船追突事件を契機に、世界6ヶ国からなる「世界華人保釣連盟」は、沖縄返還調印40周年に当たる本年6月17日に、全世界の華人による1000隻の船団を尖閣沖に結集しようと活動を展開。東日本大震災後、その活動規模を一時縮小しましたが、6月17日が近づくにつれて香港や台湾などで尖閣諸島への出港準備が進められているとの情報が相次ぎました。
そして迎えた6月17日、40隻程の中国船団が香港の港に待機しているとの情報が伝わる中、我が国の海上保安庁艦船14隻が石垣島および尖閣諸島周辺で警戒にあたり、同じく海上自衛隊艦艇10数隻が同海域に配備されたとの情報が流されました。
このように日本政府が厳重な警戒態勢を敷いた結果、17日に尖閣諸島への進出、上陸を予定していた中国船団は一隻も、わが国領土・領海である尖閣諸島海域に入ることも、近づくこともできませんでした。
これは、昨年9月の中国漁船衝突事件以来、地元・石垣市長はじめ八重山諸島の首長、沖縄県知事などによる度重なる政府への警備活動強化の要請行動や、日本会議国会議員懇談会所属の国会議員による政府への警備体制に関する質問、全国各地の街頭や各種団体等で推進された国会請願署名活動が活発に行われきた成果によるものです。国会・地方議員、国民の「尖閣を守れ!」の声は、防衛省・海上保安庁の厳重な警戒態勢の構築となり、また中国、香港、台湾に対して強い牽制を行った外務省サイドの外交姿勢に繋がったといえます。
中国船団は、今後も出港・上陸の機会をうかがっていると予想され油断はできません。引き続いての情報の収集と警戒を続け、そして何より「断固として、尖閣諸島を守る」メッセージを国民一丸となって示し続けていくことが必要です。
以下、6月17日の中国の尖閣上陸計画を阻止した石垣市での「尖閣を守る集い」を報告いたします。
6月18日、石垣市で開催された「豊かな漁場と海洋資源を守ろう!尖閣諸島を守る集い」は、短い準備期間だったにもかかわらず異例ともいえる561名という多数の市民が結集し、立ち見が出るほどの熱気溢れる集会となりました(司会・砥板芳行石垣市議会議員)。
●石垣市長は「尖閣へ上陸し慰霊祭を行いたい」と決意表明
主催者代表挨拶に立った砂川利勝石垣市議会議員は、「石垣市は、今年1月14日を『尖閣諸島開拓の日』と制定したが、改めて世界にアピールしていかなくてはならない」と述べ、続いて中山義隆石垣市長が、「尖閣は小さな島であるが日本全体に大きな影響を及ぼす島。全国から多数の『尖閣を守る』署名を頂き、地方議員の皆さんからが多くの『石垣市長の上陸支持する』署名を頂いた。近い将来必ず尖閣へ上陸し、慰霊祭を行いたい」との強い決意を述べられました。
●金美齢氏は「石垣市民は、領土を守る最先端にいることを意識して欲しい」と激励
特別提言で評論家の金美齢氏は、「何が何でもこの集会に参加しなければならないと決意したのは、日本人として日本の領土を守る決意を皆さんと共有したかったから。石垣市は日本の最先端です。ここに住んでいる人は領土を守る最先端にいるということを意識して欲しい」と訴え、「石垣島に抑止力を持つ自衛隊が駐屯して守らなければならない」と熱を込めて語られました。
●各党より国会議員、九州各県より県議が駆けつける
集会には、各党から国会議員代表が駆けつけました。
たちあがれ日本の藤井孝男参議院議員「憲法9条さえ守っていれば日本の領土を守れるという考えではなく、主権は自分の手で守り、領土・領海を守らなければならない」と述べ、自民党の新藤義孝衆議院議員は「昨年9月の尖閣事件への政府対応の不備により、尖閣だけにとどまらず、竹島、北方領土にまで問題は拡大した」と政府の領土問題への取り組みを批判。また民主党の長尾敬衆議院議員からは、国土交通省や与党内部で、海上警察権を考える作業が開始されたことが報告されました。
また、自民党の衛藤晟一参議院議員からは、「先日、昨年9月の尖閣事件のビデオを全て見たが、そこには衝突した漁船だけでなく、領海侵犯しているたくさんの中国漁船が映し出されていた。通常のように我が国の領海で自由に漁ができるように1日も早くしなければならない」と報告がありました。
日本会議国会議員懇談会幹事長の下村博文衆議院議員は、「政府は市長等の上陸を認めて来なかったが、国会議員が上陸できるための国会決議を実現し、国政調査権を使って堂々と上陸したい。そして知事、市長、県・市議会議員が上陸できる機会をつくりたい」と挨拶がありました。
またこの集会には九州各地から38名の地方議員が駆けつけ、新垣哲司氏(自民党沖縄県連会長)、熊本県議会議員の村上寅美氏(日本会議九州地方議員連盟会長)から提言が行われ、村上熊本県議から中山石垣市長に、2690名(269議会)の「石垣市長の尖閣上陸の許可を求める地方議員署名」が手渡されました。
また自民・民主・たちあがれ日本各党代表には、主催者より「外国漁船被害救済事業」を通年実施するよう求める要請文が手渡されました。
●「尖閣諸島への主権侵害を断じて許さない!」を決議
参加者の総意として「今こそ、祖先が開拓した尖閣諸島を守るために、尖閣諸島を行政区とする石垣市の市民をはじめ日本国民が一致団結すべき時。政府に対し、尖閣諸島における漁業者の安全と、わが国の主権と国益を守る断固たる措置を講じることを強く訴えていく」として、「尖閣諸島への主権侵害を断じて許さない」「政府に対し、関連法の整備、海上保安庁の警戒監視体制の強化を図るなど強く要望する」「尖閣諸島で戦歿された方々の慰霊など、尖閣諸島を守る民間ネットワークを形成する」の3点を訴えた決議文が採択された。
最後に、参加者全員が声高らかに、「私達の先祖が開拓した、尖閣諸島を守ろう!」「尖閣諸島の豊かな漁場と海底資源を守ろう!」「日本固有の尖閣諸島を守り抜くために、頑張ろう!」と力強くシュプレヒコールが上げられた。
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●尖閣諸島を守る集い 決議文
尖閣諸島は、明治二十八年一月十四日にわが国領土に編入されて以来、私たちの父祖たちの手により開拓されてきた日本固有の領土である。戦後の一時期、米軍の管轄下にあったが、昭和四十六年の沖縄返還協定により沖縄とともにわが国に返還され、今日にいたっている。
尖閣諸島を含め多くの島々を抱えるわが国は、領土領海の面積と経済的な主権の及ぶ排他的経済水域の面積を含めると世界で六番目の広さとなる海洋国家であり、この尖閣諸島周辺海域は豊かな漁場として知られ、また石油資源や新たなエネルギー資源として注目されているメタンハイドレードなどの地下資源に恵まれ、わが国と沖縄・八重山の将来を支える「宝の海」といっても過言ではない。
しかしながら、中国の国際法を無視した一方的な尖閣諸島に対する領有権主張後、周辺海域では中国漁船による違法操業が常態化、中国公船による威示行動が行なわれるに至っている。
現在、尖閣諸島周辺海域の主権は、かろうじて守られているが、今後は、予断を許さない情勢となっている。
石垣市、石垣市議会及び、先島地域自治体で構成する「美ぎ島美しゃ市町村会」は、今年六月、政府に対し尖閣諸島海域内での漁業者の安全操業の確保について要請を行ったが、政府は、先島の住民の不安を払拭しうる対策を明確にしておらず、このままでは我が国の主権が侵害される結果を招きかねない。
尖閣諸島におけるわが国の主権が侵害されると、先島地域の安全が脅かされると同時に、海洋国家であるわが国の国益が大きく損なわれることになる。今こそ、祖先が開拓した尖閣諸島を守るために、尖閣諸島を行政区とする石垣市の市民をはじめ日本国民が一致団結すべき時である。
中国に対して、わが国が毅然として尖閣諸島の主権を守る姿勢を示すことは、東アジア及び東南アジアの平和と安定、秩序を維持する我が国の確固たる決意を示すメッセージともなる。
ここに我々は、政府に対し、尖閣諸島における漁業者の安全と、わが国の主権と国益を守る断固たる措置を講じることを要望し、以下の三点を強く訴えていく。
一、私たちは、先祖が守り築いてきた尖閣諸島への主権侵害を断じて許さない。
一、私たちは、政府に対し、尖閣諸島を守り、八重山の漁業者の安全操業を確保する為の関連法の整備、海上保安庁の警戒監視体制の強化を図るなど、速やかな対策措置を講じるよう強く要望する。
一、私たちは、先祖たちが今日まで守って来た尖閣諸島を、将来にわたって子孫に守り伝えると共に、尖閣諸島で戦歿された方々の慰霊など、尖閣諸島を守る民間ネットワークを形成する。
平成二十三年六月十八日
尖閣諸島を守る集い参加者一同
[尖閣問題]石垣市はじめ関係・自治体が「尖閣警備強化」を要請
中国漁船が尖閣に来襲するとの情報が流れる中で、石垣島はじめ地元・沖縄県は警戒感を強めています。「尖閣諸島警備強化」などを求めて5月30日から次々に要請活動が行われています。
●沖縄県知事に、尖閣海域での安全操業を求める
5月30日、先島5自治体の「美ぎ島・美しゃ市町村会」(会長・下地敏彦宮古島市長、副会長・中山義隆石垣市長、理事・川満栄長竹富町長、理事・下地昌明多良間村長)が、仲井真弘多・沖縄知事に対して、「尖閣諸島海域内での漁業者の安全操業の確保」を要請しました。
報道等で、中国漁船が尖閣諸島上陸を目的に船団を組んで向かうことが取り沙汰されていることについて、「もしそのような自体になれば、漁業関係者はもとより、国内各地域の漁業者の安心・安全操業が危ぶまれ、命の危険にもさらされる。政府は、緊急且つ適切に対応を賜りたい」として
①尖閣諸島海域における漁業者の安心・安全操業の確保のため、適切な措置を講じる
②海上保安庁の警備強化に向け、船艇などの機材性能の高度化
③海上保安庁の保安要員の確保
などを政府に対して強く求めるように要請したものです。
仲井真知事は、要請内容に賛同し、「近く政府に要請していきたい」と答えました。
(※政府への「要請書」は下記に掲載)
●石垣市長、尖閣の警備強化と魚釣島への上陸許可求める
6月10日、尖閣諸島を行政区域に持つ中山義隆市長は、海上保安庁の鈴木久泰長官に面会し、尖閣諸島海域の警備強化を要請。また関係省庁を訪れ、尖閣諸島・魚釣島に上陸し、疎開船遭難事件(※1 下記参照)の慰霊祭を実施できるよう、国に「上陸の許可」を求めました。
石垣島の多くの遭難遺族が高齢者であるため、中山市長は、一日も早い実現を強く求めました。関係省庁を訪問した後、日本会議国会議員懇談会の平沼赳夫会長、下村博文幹事長と会合を開き意見交換が行われました。
※1 尖閣諸島・遭難事件とは……昭和20年7月に、疎開のため石垣島から台湾に向かう途中、民間人を乗せた疎開船2隻が米軍に爆撃され多数の死者が出た事件。何とか尖閣諸島・魚釣島に漂着した人々も餓えや衰弱などで多数の死亡した。昭和44年に慰霊碑が建立されたが、領有問題が起きたため、現地での慰霊祭は行われておらず、毎年石垣市の慰霊碑の前で慰霊祭が行われている。
●仲井真沖縄県知事が、首相官邸に尖閣海域の安全強化を要望
6月15日、仲井真弘多沖縄県知事が、首相官邸を訪れ、枝野幸男官房長官に対して、尖閣諸島周辺での漁業者の安全対策強化を要望しました。これは5月30日に先島5島の市長らの要請を受けたものです。
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■要請書
内閣総理大臣 菅 直人 殿
尖閣諸島海域内での漁業者の安全操業の確保について(要請)
昨年の中国漁船による海上保安庁巡視船への衝突事件を発端に、領海侵犯、排他的経済水域(EEZ)内での不法操業問題をクローズアップされております。
ご承知のとおり、尖閣諸島は、我が国の固有の領土として、国際的にも是認されているものであり、むしろ尖閣諸島海域の排他的経済水域での外国船による違法操業こそが、遵法精神に反するものであります。
報道によりますと、中国漁船が尖閣諸島上陸を目的に船団を組んで向かうことが取り沙汰されております。
もし、そのような自体になれば、本会海域内で操業している本圏域漁業関係者はもとより、国内各地域の漁業者の安心・安全操業が危ぶまれるとともに命の危険にもさらされることが考えられます。場合によっては、緊迫した外交情勢にも成りかねませんので、政府におかれましては、緊急且つ適切に対応を賜りたく、下記事項について強く要請いたします。
一、尖閣諸島海域に蹴る、漁業者の安心・安全操業の確保の為、適切な措置を講じて頂きたい。
一、海上保安庁の警備強化に向け、船艇等の機材性能の高度化を図って頂きたい。
一、海上保安庁の保安要員の確保を適切に講じて頂きたい。
一、昨年度実施されました水産関係民間団体事業にける外国漁船被害救済事業を、本年度も先島地区漁協へ継続して実施して頂きたい。
美ぎ島美しゃ市町村会
会 長 宮古島市長 下地敏彦
副会長 石 垣市長 中山義隆
理 事 竹 富町長 川満栄長
理 事 与那国町長 外間守吉
理 事 多良間村長 下地昌明
[尖閣問題] 6・17「尖閣を守れ!」全国街頭署名活動を実施します!
本年6月17日は、「日米沖縄返還協定」調印40周年です。この日に合わせて各地で街頭署名活動が行われます。
●下記に時間・場所一覧を掲載します。
尖閣諸島の領有を主張する反日・華人団体「世界華人保釣連盟」は、「6月17日に1000隻の漁船団で尖閣諸島に押し寄せよう!」と、インターネットや香港の週刊誌などを通じて全世界に呼びかけています。会長が、「日本が大震災にあったため、華人に対するイメージが悪くなるから、しばらく活動の手を緩める」とのコメントをしましたが、この後も、傘下の団体が尖閣への抗議船の進水を公表したり、「示威行動の準備作業が終わった」と大型船の写真をホームページに掲載してアピールし、香港では、活動のための資金パーティーなどが開かれる予定です。
警戒感を強めている地元では、5月30日、先島市町村会の首長らが沖縄県知事に対して尖閣諸島警備強化などの要請活動を行い、6月10日には中山義隆石垣市長は上京し、海上保安庁などを訪問し、尖閣諸島の「警備強化」「安全確保」を求める要請活動を行いました。また尖閣諸島の行政区である石垣市では、この状況を憂える石垣の有志市民が、6月18日「尖閣諸島を守る集い」を開催します。
沖縄・石垣の方々と心を一つにして、各地で行われる「尖閣を守る」街頭署名活動に、ぜひご参加ください。
●大量配布などで、チラシの「白黒版」が必要な方はここをクリックして下さい。→チラシ・白黒版データ
なお諸般の都合により、やむを得ず予定が変更になる場合がございますので、ご参加の際には必ず各地の【連絡先】にお問い合せください。
その他、署名の全般的なお問い合せなどは、下記までお願い致します。
日本会議事務総局 電話03-3476-5611 またはこのページ右上「お問合せ」から。
◆「尖閣を守れ!」署名活動・全国統一行動一覧
●平成23年6月18日(土)現在
□東京都
◎6月18日(土)15時~17時
JR有楽町駅・交通会館前
【連絡先】090-3508-9404(日本会議東京都本部・福島)
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□群馬県
◎6月19日(日)14時~16時
JR高崎駅西口
【連絡先】090-2551-1612(金谷)
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□埼玉県
◎6月19日(日)13時30分~15時30分
東武東上線志木駅南口
【連絡先】090-2917-1633(担当 江森)
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□千葉県
◎6月17日(金)16時~18時
市川駅北口
【連絡先】043-261-3293(日本会議千葉)
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□愛知県
◎6月18日(土)13時~15時
JR名古屋駅前ローターリー
【連絡先】090-6466-1592(服部)
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□岐阜県
◎6月19日(日)14時~16時
名鉄岐阜駅前
【連絡先】
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□三重県
◎6月17日(金)17時~18時
津駅西口
【連絡先】090-3589-2458(担当 坂)
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□大阪府
◎6月17日(金)15時~17時
なんば 高島屋前
【連絡先】090-2598-6497(日本会議大阪・丸山)
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□岡山県
◎6月17日(金)12時~14時(予定)
岡山駅西口 ※連絡橋上(全日空ホテル寄り)
【連絡先】086-234-7200(日本会議岡山・國安)
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□広島県
◎6月18日(土)13時~14時30分
広島市中区紙屋町そごう前付近
【連絡先】082-831-6205(日本会議広島 担当 井坂)
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□愛媛県
◎6月17日(金)16時~17時30分
松山市駅前(坊ちゃん広場)
【連絡先】089-907-1911(日本会議愛媛県本部・越智)
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□徳島県
◎6月19日(日)13時30分~15時
JR徳島駅前(徳島駅とアミコ間のエスカレーター下)
【連絡先】090-4979-0504(担当 倉本)
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□香川県
◎6月19日(日)14時~16時
JR高松駅前
【連絡先】日本会議香川087―831―2775(香川県神社庁)
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□福岡県
◎6月19日(日)12時~14時30分
福岡市・天神ソラリアステージ前
【連絡先】092-641-3263(日本会議福岡)
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□佐賀県
◎6月18日(土)14時~16時
佐賀駅南口
【連絡先】080-3018-1703(担当・彌吉)
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□長崎県
◎6月17日(金)17時~18時
長崎市内・浜市アーケード
【連絡先】095-823-9140(日本会議長崎)
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□熊本県
◎6月17日(金) 17時~18時
◎6月18日(土) 13時~15時
熊本市街下通ダイエー前
【連絡先】096-322-7484(日本会議熊本)
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□宮崎県
◎6月17日(金)12時~14時
宮崎市内・山形屋デパート前
【連絡先】0985-73-8241(日本会議宮崎/和田)
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□鹿児島県
◎6月18日(土)14時~16時
鹿児島市・天文館G3アーケード内 ナンニチパチンコ店前
【連絡先】099-225-3533(日本会議鹿児島・高橋)
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●実地予定
□島根県
◎6月18日または19日に実施予定
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[国民運動] 6/18 尖閣諸島を守る石垣集会(金美齢氏・講演)が開催されます!
6月17日に大量の中国漁船が尖閣海域に集結するとの情報の中、
5月30日、先島市町村会は沖縄県知事に、尖閣海域の安全操業の確保を要請しました。
沖縄知事も「同感だ」として、近く政府に警備体制の強化を要請することを表明しました。
さらに、6月10日中山義隆石垣市長が、海上保安庁や農林水産省を訪問し、尖閣諸島の安全確保、警備強化を求める要請活動を行いました。
状況を憂える石垣市では、尖閣諸島が日本の領土であり、石垣市の行政区であることを再度内外にアピールし、
尖閣諸島を断固として守る施策を訴える集会が6月18日に開催されます。
国民一丸となって「閣諸島を守れ!」との声を上げて参りましょう!
●6月18日「尖閣諸島を守る石垣集会」の詳細は下記をご覧下さい。
●チラシ(表)をダウンロード / ●チラシ(裏)をダウンロード
尖閣諸島を守る石垣集会
-豊かな漁場・海洋資源を守ろう-
と き:平成23年6月18日(土) 午後1時~午後2時30分
ところ:ホテル日航八重山 (1階・八重山の間)
●第1部~挨拶~ ※敬称略
伊良皆 高信(石垣市議会議員)
新垣 哲司(自民党沖縄県連会長)
村上 寅美(自民党熊本県議団会長)
上原 亀一(八重山漁業協同組合長)
中島 勝治(与那国漁業協同組合長)
新藤 義孝(自民党領土に関する特命委員会・委員長代理)
長尾 敬(民主党・衆議院議員)
下村 博文(自民党政調副会長)
藤井 孝男(たちあがれ日本・参議院代表)
ほか
第2部:提言 金 美齢 氏(評論家)
主 催 「尖閣諸島を守る集い」実行委員会
住所 〒907-0022 沖縄県石垣市大川40番地
電話 0980-82-0510
[尖閣問題]5/15 「沖縄・尖閣を守る」署名活動が15地区で行われる
「尖閣を守れ!」全国署名は、皆様のご協力により184万3104名となりました(5月25日現在)。ご協力頂いた皆様に御礼申し上げます。震災で秋に延期となりました「尖閣諸島を守る全国国民集会」に向けて、署名活動を引き続き行っていきますので、更なるご協力をお願い申し上げます。
○
沖縄で5月15日に開催された「沖縄県祖国復帰39周年記念大会」に合わせて各地で街頭署名活動が行われました。(5/15沖縄の行事報告についてはこちら→http://www.nipponkaigi.org/event/archives/2496)
街頭署名活動にご参加・ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。以下、写真で活動をご紹介いたします。
[動画]世界と日本の誇り 沖縄-椛島有三氏(沖縄復帰・関係映像)
5月15日、沖縄県で開催された、「沖縄県祖国復帰39周年記念大会」に関連して、2月11日に、沖縄県那覇市で開催された「日本の建国を奉祝する沖縄県民の集い」の記念講演の映像をお届けします。
平成23年2月11日 記念講演「世界と日本の誇り 沖縄」
椛島有三・日本会議事務総長 ①~④
[動画]5/15 沖縄県祖国復帰39周年記念大会の第1部・映像
5月15日、沖縄県嘉手納町のかでな文化センターで開催された、沖縄県祖国復帰39周年記念大会「今明かされる祖国復帰の真実」の第1部記念大会の映像です。
●主催者代表挨拶
大会実行委員長 中地昌平氏(日本会議沖縄会長)
●講話「今明かされる祖国復帰の真実」①
仲村俊子氏(沖縄防衛協会初代婦人部長)
●講話「今明かされる祖国復帰の真実」②
仲村俊子氏(沖縄防衛協会初代婦人部長)
●国運動提起「皇室と祖国復帰39年」①
椛島有三氏(日本会議事務総長)
●国運動提起「皇室と祖国復帰39年」②
椛島有三氏(日本会議事務総長)
●決議文採択
5/15 850名が集い、沖縄祖国復帰39周年大会が盛大に開催さる
850名が集い、来年の「両陛下の奉迎事業」「祖国復帰40周年大会」を行政・県民が一体となって推進・成功させることを誓う
5月15日、沖縄県祖国復帰39周年記念大会「今明かされる祖国復帰の真実」(主催・同実行委員会)が嘉手納町のかでな文化センターで開催され、県民ら850名が集いました。 (※大会の映像はこちら→http://www.nipponkaigi.org/opinion/archives/2534 ) 同日、15都府県で「尖閣を守れ」全国統一署名活動が行われました。
第1部の記念大会では、日本会議沖縄会長で実行委員長の中地昌平氏が主催者代表挨拶。仲井眞弘多沖縄県知事、中山義隆石垣市長、元海上保安官の一色正春さんなどからメッセージが寄せられ披露されました。
県民代表として初代沖縄防衛協会婦人部長で元小学校教諭の仲村俊子氏が職を賭して取り組まれた祖国復帰運動について語られました。仲村さんは、「学校に初めて日の丸が届いた時には胸がジーンとして涙が出てきた」と当時の思いを語り、「本来5月15日は沖縄の祖国復帰を喜んでいた日であったが、『屈辱の日』として基地撤去・反対の運動ばかりが行われている。今、沖縄が復帰前より危ない状況になっている。39年間黙ってきたが、もう黙っていられないと思った」と、祖国復帰の真実を伝えている思いを披瀝された。
つづいて日本会議の椛島有三事務総長より、「皇室と祖国復帰39年」と題して国民運動提起が行われました。椛島氏は、昭和天皇がアメリカに対してされたご提案によって、当初アメリカが計画していた沖縄・永久支配の方針が変えられた事を指摘。また沖縄の祖国復帰について、「沖縄戦で亡くなられた方々への慰霊の精神が日の丸掲揚運動となり、祖国復帰運動のうねりを起こし祖国復帰が実現した。100年間返還されなかった香港のようにならず、戦争にもよらず領土返還が実現したことは、世界史上初めてのことである。5月15日は沖縄にとっても日本にとって誇るべき日である」と語られました。会場では目頭を押さえながら話を聞く姿も多く見られました。
最後に、「5月15日の沖縄県祖国復帰を行政・県民が一体となり奉祝する」「来年の祖国復帰40周年記念大会を県民総参加の行事にする」「来年の豊かな海づくり大会で、天皇皇后両陛下の奉迎事業を行政と県民が一体となり推進する」との3点を盛り込んだ大会決議が参加者の総意で採択されました。(下記に全文を掲載)
第2部の「記念講演」では、「尖閣諸島・沖繩を守れ」と題して青山繁晴氏が、「日本経済の復興と成長、そして虚構の中国経済」と題して三橋貴明氏が講演。
当時19歳だった時に沖縄の祖国復帰をニュースで知った青山氏は、本土では語られなくなった「祖国」という言葉を掲げて復帰運動をされた沖縄の方々の姿を知り、「祖国」の尊さを知り、感動したことが自分の原点であると語られました。エネルギー・経済の視点から中国の狙い、我が国の復興について熱弁をふるわれた両氏の講演に、会場は感動の渦に包まれました。
※当日は雨のため第3部の日の丸大行進は中止となりました。
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●一色正春さんからのメッセージ
沖縄県祖国復帰39周年大会がこの様に盛大に開かれますことを心よりお喜び申し上げます。
皆様もご存じのとおり、昨年の9月に沖縄県石垣市の尖閣諸島沖において中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりする事件が起きました。
私は、その中国が日本に侵略の手を伸ばし始めた様子が誰も知らないままになっては、いけないと思い、意を決して撮影されたビデオを広く世間に公開しました。
しかし地元沖縄の皆さんが一番ご存知だと思いますが、現在も、日本の領海内で中国漁船による違法操業が、平然として行われており、来月の中旬には尖閣に民間の船が大挙して押しかけて来ると言う噂まであります。
他にも沖縄に中国の総領事館を設置するとか、中国人にビザなし渡航を認めるとかの動きも活発になってきており、沖縄が狙われていることは明白であります。
このように沖縄は、その地理的な位置からも、今も昔も日本の防衛の最前線にありますが、今は昔と違い、多くの日本人が今日の沖縄の現状に目を向け始め「沖縄のために何かしたい」「何かをしよう」と考え初めています。
私は今こそ、全ての日本人が北海道から沖縄まで、日本が一体となってこの国難に立ち向かっていくことが求められているのだと思います。
私も微力ではありますが一日本人として沖縄のため日本のために出来る限りのことをやろうと思っております。
最後に本日ご参加の皆様と共に、沖縄の祖国復帰39周年を心からお祝いいたしますとともに、皆様の益々のご活躍とご健勝をお祈りいたします。
平成23年5月15日
一色 正春
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●中山義隆 石垣市長からのメッセージ
沖縄県祖国復帰39周年記念大会開催にあたりお祝いのご挨拶を申し上げます。
まず本日、公務出張により会場で皆様にお会いできないことをお詫びいたします。
さて、我が故郷(ふるさと)沖縄県が祖国日本へ復帰を果たし、39年の月日が流れました。米軍統治下の時代、沖縄の人々は長い間の異民族支配を終わらせ日本国としての沖縄を夢見て「祖国復帰運動」に立ち上がりました。多くの人々が熱き想いに心をたぎらせ、共に肩を組み力強く歩みました。その熱い想いと行動があったからこそ今の沖縄があるのです。
来年、我々は祖国復帰40周年という大きな節目を迎えます。日本国の沖縄県として、これまでの沖縄が担ってきたもの、またこれから沖縄が果たすべき役割をしっかりと検証、議論し、日本国の一員として誇りある沖縄県を築き上げたいと決意を新たにしています。
ところで、昨年9月7日に起こった尖閣諸島沖での中国漁船による海上保安庁巡視船への衝突事件は国民に大きな衝撃を与えました。
石垣市はその尖閣諸島を行政区に抱えており、政府に対して尖閣諸島周辺の警備強化や漁場として安全性の確保、また石垣市として固定資産税調査のための上陸等を強く要望してまいりました。その際に全国各地より多くの皆様から激励を頂き心より感謝申し上げます。また沖縄県内はもとより全国各地で署名活動を行うなどご支援頂いている皆様にも御礼を申しあげます。本当にありがとうございます。
石垣市では日本政府が尖閣諸島を日本国領土とする閣議決定を行った明治28年(1895年)1月14日を記念し、毎年1月14日を「尖閣諸島開拓の日」とする条例を制定いたしました。私も行政区を預かるものとしてしっかりと行動してまいりますので、今後ともぜひ、我が国固有の領土である尖閣諸島を守るためにお力をお貸しください。よろしくお願いいたします。
むすびに本日に記念大会が今度の沖縄の進むべき道にとって有意義な大会となることと、祖国復帰記念パレードが復帰運動のときの歩みに負けない力強いものとなることを記念いたします。また本大会開催にご尽力いただきました関係機関の皆様への感謝と、ご参集の皆様のご健勝ご活躍をお祈り申し上げ、お祝いのご挨拶とさせていただきます。
平成23年5月15日
石垣市長 中山義隆
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●仲井眞弘多 沖縄県知事からのメッセージ
沖縄県祖国復帰39周年記念大会が開催されるにあたり、ご挨拶申し上げます。
県勢発展のためあらゆる方面でたゆまぬ努力を重ねて来られた県民の皆様に対し、心から敬意を表します。
沖縄振興計画に基づく社会資本整備などの総合的な施策の推進と県民の普段の努力により、各方面にわたる本土との格差は縮小され、生活環境も向上するなど社会経済は着実に進展してまいりました。
しかしながら、沖縄県が自立していくためには、離島振興、全国平均に比べ高い失業率の改善、全国平均の7割にとどまっている所得水準の引き上げ等の課題が今なお残っております。
現在、沖縄県においては、「アジア・太平洋との交流・協力を推進し、我が国のみならずアジア・太平洋地域の社会経済及び文化の発展に寄与する地域の形成を目指す」ことが基本方向の一つとして位置づけられ、自立した経済の構築を目指し諸施策を展開しているところです。
今後沖縄が更に、経済、社会、文化等のあらゆる分野において発展していくことができますよう、皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
平成23年5月15日
沖縄県知事 仲井眞 弘多
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●大 会 決 議 文
本日沖縄県は祖国復帰より39周年を迎えました。祖国復帰を果たす為に当時日米交渉を進められた政府並びに民間有志の方々の並々ならぬご尽力に対して改めて感謝申し上げる次第です。そして、そうした交渉活動と連携して沖縄の民間有志が立ち上がり、県下の各種の業界、各種の団体による献身的な活動が続けられ、「沖縄返還協定批准貫徹県民大会」が実施された事により、政府の決断に決定的な影響を与えた事は特筆すべき事です。しかるに、残念ながらこの慶祝すべき記念日がイデオロギーに偏向した人達によって米軍基地を押し付けられた「屈辱の日」として歪められ、反基地運動に利用される日となっている事は慚愧に耐えません。
一方、昨年九月の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件は、中国が尖閣諸島を奪い取るために意図的に仕組まれた事件であったことが推認されています。近年、東シナ海、沖縄近海において、中国海軍、海洋調査船、漁業監視船、漁船団、によるあからさまな領海侵犯が増え続けています。そうした中で宮古・八重山の漁民の方々は豊かな漁場を奪われ大変厳しい状況に追い込まれています。更に、最近の中国の国内で行われている反日デモには「琉球回収・沖縄解放」の横幕が掲げられ、「琉球人民は日本からの独立を望んでいる」と大きなデマを流し、尖閣諸島だけではなく沖縄全体を支配下に置くことを狙っています。
祖国と郷土を愛する私共県民は、五月十五日の復帰記念日に「誇り」を持ち、祝賀するとともに、尖閣諸島の主権と郷土沖縄を中国の侵略行為から守り抜く決意を表明する日にしたいと思います。
図らずも来年は復帰40周年という記念すべき年に、天皇・皇后両陛下の行幸啓を賜り、豊かな海づくり大会が糸満市で開催されることが決まりました。祖国復帰40周年を前に、私共は今一度、祖国復帰の歴史を繙き、その歴史的意義を再認識し、県民挙げて心より祖国復帰記念日を奉祝致したく思います。
私共は、本日より決意を新たに、今日抱えている様々な沖縄の課題を県民が一体となって克服し、復帰40周年より新時代へ向けて「誇りある日本」「誇りある郷土沖縄」を築いて参りたいと存じます。多くの心ある県民並びに全国の皆様方のご支援ご協力に心より感謝申し上げ、以下三点について決議致します。
一、五月十五日は、沖縄県が祖国日本に復帰した日として深くその意義をかみ締め行政と県民が一体となって奉祝の啓発活動を実施するよう働き掛ける
一、来年開催予定の祖国復帰40周年記念大会を祖国一体の沖縄に誇りをもって参加できる県民総参加の行事として実施されるよう行政と県民が一丸となって推進する
一、来年秋、豊かな海づくり大会のご臨席でご来県頂く、天皇・皇后両陛下の奉迎事業を行政と県民が一体となって推進する
平成二十三年五月十五日
沖縄県祖国復帰39周年記念大会
850名が集い、沖縄祖国復帰39周年大会が盛大に開催さる
-行政・県民が一体となり、来年の「祖国復帰40周年大会」と「両陛下の奉迎事業」の成功を誓う!
5月15日、沖縄県祖国復帰39周年記念大会「今明かされる祖国復帰の真実」(主催・同実行委員会)が嘉手納町のかでな文化センターで開催され、県民ら850名が集い祖国復帰をお祝いました。
第1部の記念大会では、日本会議沖縄会長で実行委員長の中地昌平氏が主催者代表挨拶。仲井眞弘多沖縄県知事、中山義隆石垣市長、元海上保安官の一色正春さんなどからメッセージが寄せられ披露されました。(下記に掲載)
県民代表として初代沖縄防衛協会婦人部長で元小学校教諭の仲村俊子さんが職を賭して取り組まれた祖国復帰運動について語られ、つづいて日本会議の椛島有三事務総長から「皇室と祖国復帰39年」と題して国民運動提起が行われました。会場では目頭を押さえながら話を聞く姿も多く見られました。
最後に、「5月15日の沖縄県祖国復帰を行政・県民が一体となり奉祝する」「来年の祖国復帰40周年記念大会を県民総参加の行事にする」「来年の豊かな海づくり大会で、天皇皇后両陛下の奉迎事業を行政と県民が一体となり推進する」との3点を盛り込んだ大会決議が参加者の総意で採択されました。(下記に全文を掲載)
第2部の「記念講演」では、「尖閣諸島・沖繩を守れ」と題して青山繁晴氏が、「日本経済の復興と成長、そして虚構の中国経済」と題して三橋貴明氏が講演。当時19歳だった時に沖縄の祖国復帰をニュースで知った青山氏は、本土では語られない「祖国」という言葉を掲げて「祖国復帰」運動をされた沖縄の方々の姿を知り、「祖国」の尊さを知り、感動したと語られました。エネルギー・経済の視点から中国の狙い、我が国の復興について熱弁をふるわれた両氏の講演に、会場は感動の渦に包まれました。
※当日は雨のため、第3部の日の丸大行進は中止となりました。
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● 一色正春さんからのメッセージ
沖縄県祖国復帰39周年大会がこの様に盛大に開かれますことを心よりお喜び申し上げます。
皆様もご存じのとおり、昨年の9月に沖縄県石垣市の尖閣諸島沖において中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりする事件が起きました。
私は、その中国が日本に侵略の手を伸ばし始めた様子が誰も知らないままになっては、いけないと思い、意を決して撮影されたビデオを広く世間に公開しました。
しかし地元沖縄の皆さんが一番ご存知だと思いますが、現在も、日本の領海内で中国漁船による違法操業が、平然として行われており、来月の中旬には尖閣に民間の船が大挙して押しかけて来ると言う噂まであります。
他にも沖縄に中国の総領事館を設置するとか、中国人にビザなし渡航を認めるとかの動きも活発になってきており、沖縄が狙われていることは明白であります。
このように沖縄は、その地理的な位置からも、今も昔も日本の防衛の最前線にありますが、今は昔と違い、多くの日本人が今日の沖縄の現状に目を向け始め「沖縄のために何かしたい」「何かをしよう」と考え初めています。
私は今こそ、全ての日本人が北海道から沖縄まで、日本が一体となってこの国難に立ち向かっていくことが求められているのだと思います。
私も微力ではありますが一日本人として沖縄のため日本のために出来る限りのことをやろうと思っております。
最後に本日ご参加の皆様と共に、沖縄の祖国復帰39周年を心からお祝いいたしますとともに、皆様の益々のご活躍とご健勝をお祈りいたします。
平成23年5月15日
一色 正春
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●中山義隆 石垣市長からのメッセージ
沖縄県祖国復帰39周年記念大会開催にあたりお祝いのご挨拶を申し上げます。
まず本日、公務出張により会場で皆様にお会いできないことをお詫びいたします。
さて、我が故郷(ふるさと)沖縄県が祖国日本へ復帰を果たし、39年の月日が流れました。米軍統治下の時代、沖縄の人々は長い間の異民族支配を終わらせ日本国としての沖縄を夢見て「祖国復帰運動」に立ち上がりました。多くの人々が熱き想いに心をたぎらせ、共に肩を組み力強く歩みました。その熱い想いと行動があったからこそ今の沖縄があるのです。
来年、我々は祖国復帰40周年という大きな節目を迎えます。日本国の沖縄県として、これまでの沖縄が担ってきたもの、またこれから沖縄が果たすべき役割をしっかりと検証、議論し、日本国の一員として誇りある沖縄県を築き上げたいと決意を新たにしています。
ところで、昨年9月7日に起こった尖閣諸島沖での中国漁船による海上保安庁巡視船への衝突事件は国民に大きな衝撃を与えました。
石垣市はその尖閣諸島を行政区に抱えており、政府に対して尖閣諸島周辺の警備強化や漁場として安全性の確保、また石垣市として固定資産税調査のための上陸等を強く要望してまいりました。その際に全国各地より多くの皆様から激励を頂き心より感謝申し上げます。また沖縄県内はもとより全国各地で署名活動を行うなどご支援頂いている皆様にも御礼を申しあげます。本当にありがとうございます。
石垣市では日本政府が尖閣諸島を日本国領土とする閣議決定を行った明治28年(1895年)1月14日を記念し、毎年1月14日を「尖閣諸島開拓の日」とする条例を制定いたしました。私も行政区を預かるものとしてしっかりと行動してまいりますので、今後ともぜひ、我が国固有の領土である尖閣諸島を守るためにお力をお貸しください。よろしくお願いいたします。
むすびに本日に記念大会が今度の沖縄の進むべき道にとって有意義な大会となることと、祖国復帰記念パレードが復帰運動のときの歩みに負けない力強いものとなることを記念いたします。また本大会開催にご尽力いただきました関係機関の皆様への感謝と、ご参集の皆様のご健勝ご活躍をお祈り申し上げ、お祝いのご挨拶とさせていただきます。
平成23年5月15日
石垣市長 中山義隆
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●仲井眞 弘多 沖縄県知事からのメッセージ
沖縄県祖国復帰39周年記念大会が開催されるにあたり、ご挨拶申し上げます。
県勢発展のためあらゆる方面でたゆまぬ努力を重ねて来られた県民の皆様に対し、心から敬意を表します。
沖縄振興計画に基づく社会資本整備などの総合的な施策の推進と県民の普段の努力により、各方面にわたる本土との格差は縮小され、生活環境も向上するなど社会経済は着実に進展してまいりました。
しかしながら、沖縄県が自立していくためには、離島新興、全国平均に比べ高い失業率の改善、全国平均の7割にとどまっている所得水準の引き上げ等の課題が今なお残っております。
現在、沖縄県においては、「アジア・太平洋との交流・協力を推進し、我が国のみならずアジア・太平洋地域の社会経済及び文化の発展に寄与する地域の形成を目指す」ことが基本方向の一つとして位置づけられ、自立した経済の構築を目指し諸施策を展開しているところです。
今後沖縄が更に、経済、社会、文化等のあらゆる分野において発展していくことができますよう、皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
平成23年5月15日
沖縄県知事 仲井眞 弘多
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●大 会 決 議 文
本日沖縄県は祖国復帰より39周年を迎えました。祖国復帰を果たす為に当時日米交渉を進められた政府並びに民間有志の方々の並々ならぬご尽力に対して改めて感謝申し上げる次第です。そして、そうした交渉活動と連携して沖縄の民間有志が立ち上がり、県下の各種の業界、各種の団体による献身的な活動が続けられ、「沖縄返還協定批准貫徹県民大会」が実施された事により、政府の決断に決定的な影響を与えた事は特筆すべき事です。しかるに、残念ながらこの慶祝すべき記念日がイデオロギーに偏向した人達によって米軍基地を押し付けられた「屈辱の日」として歪められ、反基地運動に利用される日となっている事は慚愧に耐えません。
一方、昨年九月の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件は、中国が尖閣諸島を奪い取るために意図的に仕組まれた事件であったことが推認されています。近年、東シナ海、沖縄近海において、中国海軍、海洋調査船、漁業監視船、漁船団、によるあからさまな領海侵犯が増え続けています。そうした中で宮古・八重山の漁民の方々は豊かな漁場を奪われ大変厳しい状況に追い込まれています。更に、最近の中国の国内で行われている反日デモには「琉球回収・沖縄解放」の横幕が掲げられ、「琉球人民は日本からの独立を望んでいる」と大きなデマを流し、尖閣諸島だけではなく沖縄全体を支配下に置くことを狙っています。
祖国と郷土を愛する私共県民は、五月十五日の復帰記念日に「誇り」を持ち、祝賀するとともに、尖閣諸島の主権と郷土沖縄を中国の侵略行為から守り抜く決意を表明する日にしたいと思います。
図らずも来年は復帰40周年という記念すべき年に、天皇・皇后両陛下の行幸啓を賜り、豊かな海づくり大会が糸満市で開催されることが決まりました。祖国復帰40周年を前に、私共は今一度、祖国復帰の歴史を繙き、その歴史的意義を再認識し、県民挙げて心より祖国復帰記念日を奉祝致したく思います。
私共は、本日より決意を新たに、今日抱えている様々な沖縄の課題を県民が一体となって克服し、復帰40周年より新時代へ向けて「誇りある日本」「誇りある郷土沖縄」を築いて参りたいと存じます。多くの心ある県民並びに全国の皆様方のご支援ご協力に心より感謝申し上げ、以下三点について決議致します。
一、月十五日は、沖縄県が祖国日本に復帰した日として深くその意義をかみ締め行政と県民が一体となって奉祝の啓発活動を実施するよう働き掛ける
一、来年開催予定の祖国復帰40周年記念大会を祖国一体の沖縄に誇りをもって参加できる県民総参加の行事として実施されるよう行政と県民が一丸となって推進する
一、来年秋、豊かな海づくり大会のご臨席でご来県頂く、天皇・皇后両陛下の奉迎事業を行政と県民が一体となって推進する
平成二十三年五月十五日
沖縄県祖国復帰39周年記念大会