[沖縄]皇室と沖縄-沖縄、奉迎活動のご案内
6月23日、先大戦の沖縄戦より69年目となる沖縄「慰霊の日」を迎えました。
天皇皇后両陛下には、6月26~27日にかけて、沖縄県に行幸啓になります。
本年は、昭和19年8月22日に学童疎開船「対馬丸」が米軍に撃沈されてより70年を迎えます。両陛下には、糸満市の国立沖縄戦没者墓苑、那覇市若狭にある「小桜の塔(対馬丸慰霊碑)」や「対馬丸記念館」を慰霊のためご訪問されます。またご遺族や生存者の方々と面会などされるご予定です。
天皇陛下には、沖縄県について、
「沖縄の人々が経験した辛苦を国民全体で分かち合うことが非常に重要なことと思います」と繰り返し述べられています。
また、平成9年に海底に眠る対馬丸が発見されたときには、
「戦争中1500人近くの乗船者を乗せた学童疎開船対馬丸が米国の潜水艦に沈められ、その船体が悪石島の近くの海底で横たわっている姿がテレビの画面に映し出されました。私と同じ年代の多くの人々がその中に含まれており、本当に痛ましいことに感じています。」とお述べになり、次の様な御製をお詠みになられました。
對馬丸見出ださる(平成9年)
疎開児の命いだきて沈みたる船深海に見出だされけり
沖縄県では、両陛下の沖縄に寄せられる大御心に感謝申し上げるべく、お通りになる沿道で県民の真心を込めた奉迎活動が行われます(主催:天皇陛下奉迎沖縄県実行委員会)。
沖縄県内におられる方には、奉迎へのご参加をお願い申し上げ、下記に予定表をご案内申し上げます。
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6月26日(木)
集合時間
13:00 那覇空港国際線ターミナルビル1階(ANA側)
13:30 安次嶺交差点、赤嶺交差点、瀬長交差点
13:40 西崎球場前、JAファーマーズ前、糸満市役所前
13:50 平和記念公園中央口(入り口付近)
14:10 平和記念公園中央口(入口付近)
14:20 西崎球場前、JAファーマーズ前、糸満市役所前
14:30 豊崎にじ公園の向かい側
14:35 瀬長交差点
14:40 沖縄産業支援センター前
14:45 明治橋交差点~旭橋交差点間の歩道(琉球銀行側)
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6月27日(金)
集合時間
9:30 松山公園前(那覇商業高校付近)
9:30 若狭中通り(「味の店三郎」側)
9:35 波之上自動車学校前
11:20 久米交差点(若狭大通りの公園側)
11:20 松山公園前(那覇商業高校付近)
13:00 県民広場(県庁前の広場)前の歩道
13:00 明治橋交差点~旭橋交差点間の歩道(県庁側)
13:05 産業支援センターの向かい側
13:15 那覇空港国内線ターミナルビル1階(ANA側)
[国会]12/3 日本会議国会議員懇談会、総会を開催。憲法、沖縄、皇室制度について協議-百地章氏が講演
12月3日、日本会議国会議員懇談会が、国会内で平成25年度総会を開催しました。
(会長=平沼赳夫衆院議員、幹事長=衛藤晟一参院議員、政策審議会長=山谷えり子参院議員、事務局長=鷲尾英一郎衆院議員)
総会には国会議員本人約35人、代理43人が出席し、「憲法改正」「沖縄基地問題」「皇室制度」について協議し、これら3つの問題についての「決議」を採択いたしました。(以下に掲載)
また、総会では日本大学の百地章教授が「現下、日本の課題について-憲法改正・皇室制度・沖縄基地問題について」と題して講演がなされ、その後、活発な意見交換がなされました。
以下、総会で採択された決議文
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●決議文をダウンロード↓↓↓
●決 議
現行憲法が占領下に制定されてから約七十年が経過し、現行憲法は今や世界でも十四番目に古い憲法となっている。この間、憲法と現実との乖離は拡大の一途をたどっており、とくに尖閣諸島周辺海域では中国公船による度重なる侵犯、中国による同諸島を含む防空識別圏の設定とわが国の領土・領海への脅威が甚だしくなっている。国内に目を転じれば、家庭、教育、環境などの諸問題や首都直下型地震をはじめとする大規模災害への対応が急がれている。
成文憲法を持っている世界各国では現実に合わせる憲法改正を繰り返し行なってきたが、わが国は憲法規定に賛否を表明する機会である国民投票すら、制定時から一度も体験していない。
時あたかも、直近の衆参両院選挙において、憲法改正を公約とする諸政党が躍進し、現行憲法下ではじめて両院で改憲発議に必要な三分の二議席を確保するに至った。今、憲法改正実現の千載一遇の好機を迎えているといって過言ではない。国権の最高機関として国民から国政を付託されている国会には、国民に対して国民投票の機会を一刻も早く与える責務がある。
またとくに尖閣諸島に関しては、現在、中国側が次第に圧力を強化している。中国の軍事的脅威に対抗してわが国の安全を守るためには、日米同盟の強化が必要であり、そのためには沖縄の基地問題解決が不可欠である。現在検討されている普天間基地の返還と辺野古の米軍基地への移転の早期実現が図られるべきである。
さらに加えて安倍総理は、かねてから野田政権下で検討された女性宮家創設を撤回し、男系による皇位継承の伝統を踏まえた皇室のご公務の安定的な維持の方策を白紙から考える方針を表明してきた。政府は、この新しい皇室制度について早急に具体的な方針を明らかにするとともに、さらに進んで皇位の安定的な維持継承を可能とする方策についての検討を開始する必要がある。
以上の認識を踏まえ、我々は、左記の方針を政府および各党に対して強く要請するものである。
一、憲法発議の環境を整えるため、国会において早急に国民投票法改正案を成立させるとともに、地方議会での「国会に憲法改正の国民投票実現を求める意見書」決議の推進を各党の方針として明記すること
一、普天間基地の危険性を除去するため、辺野古の米軍基地への移転を一刻も早く実現すること
一、男系による皇位継承の伝統を踏まえた、皇室活動の安定的な維持に関する具体
的な皇室制度を実現すること
平成二十五年十二月三日
日本会議国会議員懇談会